人となにかを話すとき、けっこう難しいことに今更ながら気がついて、ちょっと驚くとともに、(おれって)ダメだなあ+(世界って)面白いなあ、という感想がすーっとぼくを撫でていきます。
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小学校3年ぐらいで、かけ算とたし算を習うわけですが、参考書のその箇所の文言に「かけ算は、同じ数を何回もたすときに使います」という一文が書いてあります。
これはそうで、かけ算はたし算の簡易法として生まれてきたのだとぼくは思ってて、例えば、「4を6回足す」のに、
4 + 4 +4 + 4 +4 + 4
と書く代わりに、
4×6
と書くことにした、ということからかけ算が生まれたわけです。
(これはあくまでぼくの解釈です)
このことを伝えようとしたら、ここで質問が来ました。
「ちょっと待ってください。4を6回足したらこうなるのじゃないですか?」
と言ってその人が書くに、
4 + 4 +4 + 4 +4 + 4 + 4
と書くのです。
???となってよく話を聞いてみると、その人は「4を6回足す」ということばを「(4に)4を6回足す」と考えていて、要するに「◯を□回足す」ということばは「~に」という前提が絶対いる、と考えておられるのでした。
でもこれでは、4 × 6 = 28になってしまう!
ぼくはどうしていいかわからず、その日はその箇所を飛ばしたのでした。
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で、翌日になってカミさんに今の話をしたら、なんと、カミさんもまったく同じように「◯を□回足す」ということばにはその前に必ず「~に」がついていると思っていて、「2を2回足したら?」と聞いたら、「2に2を2回足すのだから、6ね」と答えるのです。
これには結構驚いてしまいました。
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というわけで、これってこれに限らないのかも?なんて思わざるを得なくなっています。
ぼくが人と話す中で、こうしたことはわりと頻繁に起きているのじゃないか?その人とぼくとで、ちょっと解釈が違うことばの使い方をしている、のかも???