なんでもそうだけど、なんでもない、ふとした時になにかに気づいたりする。

それはカーテンの隙間から部屋の中を、チラリと一瞬、のぞき見たような感覚だ。今見えた、あれは…

そのとき垣間見えたものを少しあとになって思い返し、自分の思いに定着させていくような、そんな、写真を現像するときのような行為。

事実があり、それが現象となって世界に表出する。その表出された現象に触れることで、人はその現象からくる印象を解釈し、その現象を表出せしめた事実を想像する。

そうして想像された、あの事実、この事実。それらをパッチワークのようにつなぎ合わせることでぼくらは世界を思い描くことができる。

でもそうしてつなぎ合わせてできる「世界」は、人によって異なっているんだよね。

異なっている人ごとの「世界」について話し合うことで、また違う「合流世界」を創造していく。

とてもめんどくさい
でもとてもおもしろい
そのうえすんごくすばらしい