画期的な石丸伸二さんが2024年都知事選に出たその理由は、地方の衰退に歯止めをかけたい、ということだったと理解しています。
ぼくは地方に住んでいますが、ここではそれほど人が減っているという実感はもてないでいます。(数値的にはすごく減っているようです)
簡単に考えると、そこから人がいなくなるのは、そこでは人があまり生まれないし、生まれても少し大きくなるとよそへ行く、からでしょう。
そこを管轄している自治体としては、そうした、そこに人がいなくなることによる衰退をできるだけ避けたいと思っているはずですし、そうならないための方策をあれこれとっておられます。
そうした方策を(極めて粗く)まとめると、人が出ていかないようにする、人に来てもらえるようにする、ことを目標にしています。
こうした状況を少し斜めから見てみると、ここで言うところの「人」とはなにか?ということが気にかかります。
あたり前に考えると、その地域で生活している人がその地域の「人」、なのでしょう。
ですがその定義を少し変えて、その地域に(なんらかのかたちで)「参加」している人をその地域の「人」と考えてみてはどうでしょう?
例えば石丸さんが安芸高田市でやられていたように、ふるさと納税という制度の活用によって、そこで生活はしていない人も、納税というかたちで安芸高田市に「参加」している、と考えるような。
なんかそのあたりをもう少し考えていきたいです。