昔は結婚・離婚が頻繁に行われていた様子があるのはなぜか?

2022年4月11日

最近明治時代のことを知りたくなって、手元にあった『漱石とその時代(第一部)』(江藤淳、1970)を読んでいる。あの夏目漱石の一生を、その生誕のときから書き起こしてくれているのだが、本論の素晴らしさについては置いておくとして、漱石を取り巻く家族たちが頻繁に結婚・離婚を繰り返していることに気づいた。頻繁にと言っても、それはあくまで現代のわたしの環境と比べてに過ぎないけれども、これってひょっとして漱石だけではなく、昔の日本ではこうしたことが当たり前のことだったのかもしれない。ここではそのことを少し考えてみる。

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